ペン・ノート・手帳と、ちょっと重たい話
こんにちは。
ここ数日、体調があまりよくありません。気分はそこまで落ちていないのですが、体が動かずモヤモヤとしているので、精神衛生環境は悪化中です・・・。
それでも今朝は少し動けるので、ブログを書いています。
11月に入り今年もあと2ヶ月となってしまいましたね。
最近は店頭で来年のカレンダーや手帳を見かけるようになりました。もう購入した、なんて方もちらほらとお見受けします。文房具が好きな方って、リアルの友人でも何人かいますが、なんとなくクリエイティブな人が多く、素敵だなぁと無条件で感じたりします。
そんなことを思っていながら私はというと、100円のシャーペンで全く構わない人間で、記念品とか交通安全とかで貰ったボールペンでも事足りてしまいます。
と言っても100円のペンも馬鹿にならない訳で、そんなチープな文房具の中にもお気に入りのものはあります。
このPILOTのVCORNというペンがとても好きです。
インクがドバドバ出るので、書き味がスルスルーっとしていて、筆もよく走ります。ただ、インクの出が良いので、消耗が激しいのが難点なのですが・・・私は文具店で見かけるとまとめて何本か購入してしまいます。
紆余曲折あって辿り着いた1本!という訳でもなく、以前勤めていた会社の備品にたまたまあって、気に入って自分でも買うようになりました。特に青いインクのものが好きです。
元々自分はメモ魔なので、うつ抜けしてからはメモをとることができるようになりました。
最初は日記をアプリで入力していたのですが、手書きすることでリラックス効果があると聞いたので、紙にも文字を書くようになりました。アプリは日記として、紙にはその時考えたことなどを書いています。
紙の方は、ノートに書くと続かなかった場合、最初の数ページだけ使ってその後は白紙のノートが出来上がってしまいかねなかったので(よくやってしまう)ルーズリーフに書くようにしました。8月頃から始めたのですが、思いのほか習慣化し、リングファイルに収まりきらなくなってしまったので先月分までをまとめて紐でくくって保管することにしました。
3ヶ月分でこの分厚さ・・・。
基本的にはぐるぐる考えていることを書きなぐっているのですが、脳内でぐるぐるさせるよりも、紙に書きながらぐるぐるさせる方が導きだしたことだけを脳にインプット出来る気がします。
ルーズリーフは見返すというよりも、その日に何枚書いたかを後で確認し、「この日は迷走していたな」と把握する程度なのですが、それでもたまに自分にとって重要なことを書いたりもするので、そのページには付箋を貼ったりしています。大した内容ではなくても、「書く」という行為でかなりリラックス出来るのでとても大事な習慣となりました。
ただ私の場合、こうしたメモ書きは昔からよくするのですが、スケジュール帳を使いこなすのは非常に苦手です。
特に1ヶ月分のスケジュール欄があるのに後のページに1週間分のスケジュール欄もあるものは、後者をどう使ってよいのか悩ましいです。そんなに細かいスケジュールはないし、日記として使うにはスペースが狭いし・・・と。
それに素敵なスケジュール帳ってリアルが充実していない自分には不相応な気がして、全く記入しない月もあったりして、昔は無印の手書きのスケジュール帳を使っていました。
これは月曜から日曜までの表が書いてあるだけで、自分で何年、何月、何日を書き加えるタイプのもので、6月の次のページに10月を作ってしまえたりするので、とても重宝していました。おまけに書かなかった月は節約できるので(別にしたくて節約した訳ではないです!)2年分くらいをまかなえる、非常にコスパのよいスケジュール帳でした。
そんな必要最低限のスケジュール帳しか使えなかった自分ですが、一時、仕事の休みの日は毎週出掛けて、人と会って、という、人生を謳歌させようとしていた頃がありました。
もちろん、今ではそれが軽躁状態だったことは明らかですが・・・。
それでも、そのときは「リア充に必要なものはちゃんとしたスケジュール帳だ」と思って見栄えの良いものを使うようになっていました。
しかしそんな時期は長くは続かない訳で、スケジュール帳も2、3代目くらいになると次第に内容を書き込めなくなり、それに比例して体調も悪くなっていきました。
当時はラピッドサイクラーになっていたので、上がったり下がったりで非常に疲弊していました。そんな状態で年の瀬を迎えようとしたとき、私は心機一転するために、翌年から使うスケジュール帳兼日記帳を手に入れようとしました。
「体調がこんなにガタガタしていて今は辛いけど、来年になったら持ち直せるはずだ。ノートを新調して、そこに明るいことを書いていくんだ」という願掛けのようなものがありました。そこで作ったのがこちら。
(1枚目に写っているペンが先ほど紹介したペンです)
このノートはカキモリという都内にある有名な文房具屋さんで、自分でカスタマイズして作ったものです。ページを開いた1枚目に翌年のカレンダーを入れて、よい年にするぞ、よい日記を書くぞ、という意気込みがありました。
結局、その後体調はどんどん悪化し、このノートは白紙のまま今も綺麗な状態で手元にあります。最初のページに挟んだカレンダーの年はずいぶん前に過ぎてしまいました。
このノートを見ると、当時自分がいかにガタガタになりながら、なんとか這い上がろうとしていたかを思い出します。「あのときこうしていたら」みたいな考えはなく、なるべくしてなってしまったと思っていますが、自分が可哀想だったなと虚しい気持ちにもなったりします。
ただ、このカキモリさんという文房具屋さんでは、作ったノートの修復もしてくれるそうなので、いつか訪れて、最初の1ページのカレンダーを最新のものに入れ替えて、今度こそこのノートを使えるようになりたい!と今は思っています。