フラットを探して

双極性障害で療養中の記録

通院を再開します

こんにちは。

前回のブログを書いてから通院を再開することを決めました。

連絡したら意外に早く予約出来てしまい、来週には通院する運びとなりました。非常に不安です。うつで引きこもりになってからは本当に活動範囲が狭まっていたので、通院は遠出ですし、大学病院なので山ほど人がいると思うとソワソワが収まりません。この状態があと1週間続くとなると、それだけで躁転してしまいそうです。

 

通院していた時は、上にも下にも不安定で、どうにかして欲しい一心で通院出来ていましたが、完全にうつになって体が動かなくなると、どうにかして欲しい気持ちまで萎えてしまっていました。また、今の病院にかかるまでなんだかんだで8か所くらいの病院を転々としていて、その間嫌な思いをしたりして、病院そのものに苦手意識を持ってしまい、一層足が遠のいてしまったのでした。複数の病院に行ってしまったのは、病状をちゃんと自覚できていなかった私が悪かったと、今では反省しています。症状の出始めた頃はメンタルよりも身体的な痛みが目立っていたので、脳や体を調べるところから始まって、門前払いを食らったり、ようやくメンタルの病院にたどり着けても、うつで過食が目立っていたので摂食障害を疑って受診したり、めちゃくちゃ遠回りをしていました。症状が複数出ていると、自分が辛いと思うことと実際一番大きく出ている症状が一致しなかったのですよね。それに症状が多岐にわたると「その症状は別の科で診てもらって」と言われるので、今週はこの病院、来週はあの病院と仕事以外は病院に出掛けるだけの日が長く続きました。遠い病院へも行きましたし、果てしなく待つ病院もあって、それでも何も改善しなくてどんどん症状も悪化していきました。私の病状が悪化した原因の1割くらいは次第に溜まっていった通院のストレスがあった気がします。精密検査などもしていたので、その年の医療費は悲惨でした。ああ、あんまりうつの頃の話をブログで書くのは辛くなるので控えようと思っていたのに。

 

ようやく「うつっぽいんじゃね」ということがわかってからは、周りの人から評判のよいと聞いた心療内科にかかるようになったのですが、色々な抗うつ剤を処方されるも効果が感じられず、最終的に「ここまで通院するの大変でしょ、家の近くの病院に転院してみたら?」と言われてジ・エンドでした。・・・ちょっとゴーマンかましてよかですか?なんだその匙の投げっぷりは!神も仏もないなと、やさぐれて一人飲みに行ったりしていたのですが(不安定な時って逆に動きすぎるときもあったのです)そこでたまたま隣に座っていたのがお医者さんで、その方に「ウチの病院の精神科の先生は腕もいいし評判もいいから、ウチに来ませんか。なんなら紹介状も書きますよ」と言われたのがきっかけで今の病院に行くことになりました。神も仏もいなかったけど酔っぱらいの医者がいた。それにしてもあれだけ自分なりに考えたり周りから聞いたりして色んな病院をウロウロしていたのに、なんだったんだあの苦労は・・・。

 

そんなこともあったりしてようやく双極性障害と診断してくださる先生に出会えたのですが、それでも病院は苦手なまま。あの薄暗い感じとか、逆に不自然なほど開放的で真っ白な壁とか、ぎゅうぎゅう詰めで長椅子に座る患者さんとか、体調の悪い人が何千人も居る空間とか(別に患者さんは何も悪くないですが)しんどいです。自分はパニック障害とかはたぶんないと思うのですが、病院だけは本当に辛い。

 

と、そんな苦手な病院ですが、今回通院再開することになり、病人としてやっとスタートラインに立てる感覚があります。当たり前のことが出来なすぎてるので。正直病院に行けるようになるのは、もっともっと先になると思っていました。しかし今月に強めの軽躁が出て、色々考えるきっかけになりました。今月は不安定な日が続いていますが、それでもうつ抜けしてから体調の平均値が上がってはいたので、今がひとつのタイミングなんじゃないかと。

 

本当に病院に行くって当たり前のことなんですが、それがどうしても怖くて出来なくて、でも今回通院出来るようになれば、それを弾みに行動範囲も広がって少しずつ出来ることが増えてくると期待しています。まだ病院に行ってすらいませんけど。今後に期待半分と、病院への不安半分の状態です。頑張ります。