フラットを探して

双極性障害で療養中の記録

余力チェックの話

おはようございます。

雨の日は随分と気温が下がるので、寒暖差が堪えますね。最近は以前より寝付きがよくなり、日中もそれなりに活動的でいられます。昨日はゴッドファーザーがテレビ放映されていたのでつい見てしまいました。男社会の桃源郷があそこにはあります・・・。当時監督のコッポラは確か30代前半だったと記憶していますが、才能に年齢は関係ないのですね。パート2パート3は是が非か論争は宗教戦争に勃発しかねないので割愛するとして、DVD盤のオーディオコメンタリーでコッポラが延々と製作の悪口を言っていたり自分のいない撮影隊がヒッピーを映り込ませたと文句言っていたりして面白いです。

 

それはさておき今日は余力チェックの話を。

以前も少し触れましたが、自分のストレス度を自覚するために私は余力チェックをしています。1日の終わりに体力がどのくらい残っているかを感覚で0から100の数値で表します。私の場合普通が60で、最近はそのくらいになることが多いです。あくまでも感覚なのですが、続けているうちに「なんとなく今日は58かな」といった具合に、細かく数値化できるようになりました。

気分が冴えなくて動けなくなるときは30前後で、最高値は70後半くらいになりました。50を下回る日が続く場合は日中に意識的に休んでみたり、70を超えた場合はやることを整理してみたり、なかなか有効的に活用できていると思います。いまのところ理想は60台をキープすることですが、いずれは70くらいを平均値にできればよいなと思っています。

 

そのためにも少しずつ自分に負荷を与えて、慣らして、でも無理せず、焦らずの繰り返し・・・どうしてここまで自分を繊細に扱わなければならないのか、嫌になってしまいますね。自分の体力やメンタルや可能性に折り合いをつけて生きていくには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

双極性障害の研究

こんにちは。

双極性障害の方たちに朗報が飛び込んできましたね。

www.qlifepro.com

 

詳細まではわかりませんでしたが、双極性障害の治療がまた一歩前進したかと思うと嬉しいです。研究チームのリーダーは双極性障害の先生としては日本で一番有名であろう、加藤忠史先生です。加藤先生のツイッターを以下引用します。

 

 

 

とても力強いお言葉ですね。2つ目のツイートでは双極性障害の方の協力が必要であると書かれています。私も以前応募しようと思っていたのですが、うつになってからは行動にうつせなくなってしまいました・・・。いずれは協力したいです。双極性障害の方、自分たちのためにもいかがでしょうか。

 

そしてもう一件、気になっているのがこちらの研究です。

https://www.ctvnews.ca/health/is-bipolar-disorder-linked-to-gut-bacteria-toronto-doctor-studies-new-treatment-1.3927277

 

今話題の便移植で双極性障害が改善されるかもしれないという研究です。腸とメンタルが密接に関わっているのはよく聞きますが、双極性障害にも便移植ですか・・・。AIのチップを脳に埋め込んでパターンを学習させて、脳に刺激を与えることで気分障害をコントロールするという研究も最近耳にしましたが、それに比べたらまだよいかもしれませんね。

 

いつか画期的な治療法が現れるのでしょうか。それを待つ間は地道に規則正しい生活を心がけます。

 

生きづらい人たち〜新幹線殺傷事件から

こんにちは。

ここしばらく体調の良い日が続いています。体調が良いと気圧の変化も受けにくいようで、梅雨入りしてからも滅入ることなく過ごせています。またネットへの依存も減ることから、ブログを書く頻度も少なくなってしまいました。

ここ数日のあらましとしましては、絶賛寝違え中で、首を横に動かすこともできない日々が続いています。今年に入ってから2度目の寝違えで、寝具が合っていないのか、もしくはおなじみの自律神経の乱れか・・・。ストレートネックでもあるので、睡眠不足に悩んでいた時にバスタオル枕に変えてみたのですが、タオルの高さが合っていなかったのかもしれません。それにしても寝違えるとかぎっくり腰とか、ネーミングの間抜けさに反して症状はかなりつらいですね・・・。しばらくは痛みが続きそうです。

 

そして体調が安定していると日々の生活にマンネリを感じやすくなるようです。以前医師には「楽しいことをしすぎてもいけないが、生活に刺激がなさすぎるのもよくない」と言われたことがあります。無茶言うなよと思いましたが、確かに無刺激すぎるとその反動で一気に躁に傾いてしまうことがあったので、定期的に低刺激は与えた方が良いのだと思います。

そこで先日から日々の運動を見直すことにしました。今までは筋トレ+有酸素運動でしたが、筋トレの強度を強めるかわりに、筋トレ+有酸素運動の日と有酸素運動のみの日を交互にするようにしました。筋肉肥大に効果が出ることを期待して、無理のない範囲で続けていきたいです。

 

さて、ようやく本題ですが、今世間を賑わせている新幹線無差別殺傷事件についてです。密室の空間でいきなり犯行に及ばれたらどれほどの恐怖なのでしょう。PTSDなどに苦しめられる方も出てきてしまうのでは思います。凄惨な事件であったことは言うまでもありませんが、私はどうしても容疑者の生い立ちや人物像に目がいってしまいます。

 

精神的な問題があったようですが、報道などから、彼がいかに生きづらさを感じていたか、ひしひしと伝わってきます。そしてそれはとてもひと事のようには思えませんでした。ワイドショーのコメンテーターたちは、彼の家庭環境などについて、同情のようなものを示しますが、「だからといって人を襲っていい理由にはならない」とジャンプして正論をぶつけます。新幹線の防犯の改善は訴えても、彼のような生きづらさを抱えた人々の生活の改善は置き去りにされ、自分とは違う「やばい奴」として、不可避な災害のように対策を立てようとします。

 

それを見て私は生きづらさを感じる一人として、置いてけぼりをくらったような、何とも言えない気分になりました。世間的にみれば彼が家出をしたことなどは異常な行動なのかもしれませんが、これは一種の生きづらさに対するもがきのように思えてなりません。自分から精神病院に入院したいと思うこともおかしなことではありません。哲学書を読むこともおかしなことではありません。資格を取ろうとして、自分の仕事を見つけようとしたり、独り立ちしようと思ったり、懸命になっても、それでもうまくいかない、理解されない・・・報道を見ていて辛くなりました。それでも一部の人は「勝手に自殺しろ」と言います。どうして犯行に及んだのかは知る由もありませんが、自分の居場所を見つけられなかった彼は、罪を犯すことで自分の存在を知らせたかったのかもしれません。

 

ではどうすれば、彼は、そして私たちは自分の居場所を見つけられるのでしょう。もちろん家族などの周りの人々のサポートがあればそれにこしたことはありませんが、正しい対処を知っている訳でもありませんし、本人と近い存在過ぎて逆に弊害になってしまう場合もあります。あるいは、生きづらさを感じる人の中には家族との関係が良くない人も少なからずいるかもしれません。まずは支援機関であったり自助グループであったり、自分のつらさに理解のある人々の存在を知るだけでも孤立することが防げるのではないでしょうか。こうした存在が社会でも周知され、サポートが充実していけば良いなと思います。当たり前に生きられない人が割といるということがわかれば、その当たり前の前提が変わっていくそんな世の中になることを願っています。

 

思い出のウーファー生活

こんにちは。

今から3年ほど前の話ですが、1ヶ月ほど私はウーファーをしていました。ウーファーとは農業体験とも言われますが、農業地や観光地などである一定の労働力をこちらが提供するかわりに食と住を提供してもらうシステムです。賃金の発生しないゆるい住み込みバイトのようなものです。

 

もともとそんなことに微塵も興味なかったのですが、会社を辞めた後に体調がよくないのに再就職してすぐに失敗していた時期で、たまたまその頃に知り合った人に教えてもらったのがきっかけでした。精神的に病むとヒーリング系やら変わった個人業の人と出会うようになるのは、あるあるなような気がします。その延長線上にパーマカルチャーやらマクロビオティックやらヨガやらアロマやらカイロプラティックがあると思うのですが(このニュアンス伝わりますか)そういうことを意識した人たちが運営するコミュニティにウーファーとして参加しました。

 

とにかくその頃は「環境を変えたい」という願望が強く、人に勧められるがまま、遠く離れたその地へ向かいました。今思えば、うつ状態だったのをなんとか持ち直したくて突拍子もないことをしていました。フラットに戻すことができずに「うつ」か「躁」しかギアがなく、いわゆるラピッドサイクルの頃でした。本来なら、うつになったらそのまま時間をかけてギアを上げる力を蓄え、ゆっくりフラットに戻していかなければならなかったのだと思います。

 

上記の説明だとあやしいコミュニティのようですが、自然派な人や人生迷子の人や旅してるような人が集まるゲストハウスでした。そこでは無農薬野菜などを自分たちで作って宿泊客に振る舞っていたので、その農業を手伝ったり、ゲストハウスの掃除や食事などを作ったりしていました。私以外にもウーファーとして参加していた方は5名ほどいて、夜になると宿泊客も集まって皆で暖炉を囲みながら色々な話をしていました。

こういうところに集まる方は、都会での生活に限界を感じて、世界を旅して自分探しをしたり、半農半xを目指す方が多く、自分の視野を広げるという点ではとてもよいところでした。大自然に囲まれ、その頃は頭痛もかなりなくなっていたと思います。

 

まったく興味のない世界でしたが、環境も良かったので数ヶ月は滞在する予定でした。しかし1ヶ月ほど経った頃に急に躁鬱の波が押し寄せ、ある日突然体が動かなくなってしまいました。この病気は尻切れとんぼと言いますか、失速感が凄まじく、あれだけ元気に過ごせていたのに最後はあっけなく体調を崩し、逃げるようにその地を去ってしまいました。

始めから病気のことは伝えていたので優しく見送ってもらいましたが、なんとも情けない最後でした。遠い場所だったので、体調がどん底の中帰るのもまた一悶着あり、知らない人の家に泊まらせてもらったりと笑えない珍道中となりました・・・。

 

その後1ヶ月ほど自宅で引きこもっていたのですが、まだまだラピッドサイクルは続き、無駄に動き回るようになるのですが、それはまた別の機会に・・・。散々な結果になってしまいましたが、そこで知り合った人とは交流を続けているので(うつになってからは連絡していませんが)よい経験にはなったと思います。今では懐かしい思い出です。

 

偏頭痛と気分障害

こんにちは。

ここ数日天気もよくこのまま夏になってしまいそうですが、そろそろ梅雨入りでしょうか。雨が降ったり晴れたりを繰り返すよりも雨が続く方がまだ過ごしやすく感じます。

 

最近は料理のレパートリーが増えて、同じようなメニューにしても調味料や薬味を変えてみたり、工夫するようになってきました。以前は出来合いの炭水化物ばかりで、甘いかしょっぱいかの選択肢しかありませんでしたが、今は苦みや酸味も料理にプラスできるようになりました。うつになると苦みや酸味を摂らなくなるので、よい傾向です。

というわけで今日はラタトゥイユを作りました。名前の響きの割に作業工程は単純で、そのまま食べてよし、何かに絡めてよし、スープにしてよし、カレーにしてよしです。常備菜も作ったので数日はラクチンです。料理は一人で出来きますし効果(完成した料理)も実感しやすいので、ダイエット同様お手軽に達成感を味わえてよいと個人的には思います。

 

最近気になった記事です。

healthpress.jp

 

私は緊張型頭痛と偏頭痛持ちですが、記事の中に「うつ病を伴った偏頭痛は頻度が多いので予防薬が効果的」とありました。私も以前は専門機関に2つほどかかって、山のような薬を処方されました。その中に予防薬もありましたが、効果はなく、病院への苦手意識ばかりが増えてしまいました。神経内科は混み、具合の悪い患者がぎゅうぎゅうに座って、ずっと待たなければならないのがとにかく辛かったです。

色々な症状のひどい時期だったので、予防薬では防げなかったのかもしれません。今は市販薬でもある程度は効くので、問題は頭痛の頻度かなと思っています。またいずれ通うようになるのか、悩ましいです。

 

楽しい深夜ラジオ

こんにちは。今日から6月ですね。

今日は湿度もなく風が心地よいです。午前中に掃除、洗濯、料理、シャワーを済ませて、人間活動をまっとうしました。こんな当たり前のことなのに、ある日突然出来なくなってしまうのが恐ろしいですね。

 

精神病院で拘束措置をとられていたニュージーランド人の男性がエコノミークラス症候群で亡くなってから1年が経ったそうです。当時はニュースに関心を持てない頃だったので詳しくは知らなかったのですが、この男性が双極性障害であったと先日知りました。

双極性障害で身体を拘束されると言う話は聞いたことがなかったので、少し驚きました。私はこれまで自傷行為や破壊活動はしていませんが、症状がひどい場合はそういうこともあり得るのだと、他人事には思えないニュースでした。私の場合は摂食障害っぽくなるのが自傷の代替行為なのかもしれません。

mainichi.jp

 

さて、今月は午後の過ごし方をもう少し工夫できたらと思っているのですが、ラジオを聞くのもよいなと思っています。

元々はpodcastが出始めた頃に、ラジオ本編の放送後記のようなものが出回っていて、ラジオを聴くきっかけになりました。確か深夜の馬鹿力podcastをよく聴いていて、更新されるのを楽しみにしていました。

それからしばらくはラジオを聴いていませんでしたが、radikoが出た頃に一気にラジオを聞くようになりました。朝の支度をしている時や通勤の時間もよく聴いていました。特に熱心に聴いていたのが、深夜ラジオでした。私はオールナイトニッポンよりJUNK派で、どの曜日もよく聴いていました。しかし仕事を辞めてからは、あまり聴かなくなってしまい、限られた番組をチェックする程度になってしまいました。

そんな感じでライトなラジオ小僧ですが、今ではタイムフリー機能もありますし、午後の時間にまた深夜ラジオを聴くのもいいかなと思います。

 

5月を振り返る

こんにちは。

今日で今月も終わりなので、5月を振り返ってみようと思います。

うつ抜けして2ヶ月が経ちましたが、うつの頃と比べると時間の流れがゆっくりになったように感じます。日々の充実度が増したからではありますが、はやくリハビリ期が過ぎれば良いなと思います。一応1年を目処にしているので、あと10ヶ月。まだまだ長い道のりです。

 

先月の振り返りです。先月はうつ抜け直後ということで、体を慣らすのに苦労していました。

mmcmmc.hatenablog.com

 

今月はこんな感じでした。

上旬・・・気分は安定していたが、ぐったりとしている日や頭痛の日が多かった。動けない分掃除をしたり、読書をしたりしていた。

中旬・・・エアロバイクを導入し、食事や睡眠を見直した。中旬終わり頃にストレスがあったり、睡眠時間にばらつきが目立った。

下旬・・・しばらく気分の冴えない日が続いたが、落ち着いて過ごせる日が増えた。月末に風邪をひきかけた。

睡眠時間・・・6時間20分

よかったこと・・・運動量を増やしたり食事や睡眠の改善を図れたこと。日々の過ごし方のレパートリーが増えたこと。調子が悪いときに無理をしなかったこと。

悪かったこと・・・気分が落ち込んでいるときや寝れないときに、自分で自分を追いこんでしまったこと。

今月の目標(色々なことをやりすぎないこと。今の状態を維持すること。睡眠時間を30分(できれば1時間)増やしたい。朝のよい体調をそのまま夜まで持続させたい。)を振り返って・・・睡眠時間は20分増にとどまった。日々のやることは増えたが、過剰になりすぎないようにはしているつもり。夜まで体調を維持し、寝る準備などできるようになった。

来月の目標・・・午後にぼーっと過ごしていることも多いので、読書や音楽を聴くなど、簡単なことでいいのでしていきたい。好きなものを増やして生活にハリを持たせたい。

 

以上です。

中旬から下旬にかけてうつっぽくなり、月末は躁っぽくなりましたが、波は仕方ないのでやり過ごすしかありませんね。睡眠に関してはアプリを使ってみましたが、寝れないときにそれがストレスになってしまったのでやめました。自分に合った生活を今後も心がけたいです。