双極性障害と賽の河原
こんにちは。
いきなりですが賽の河原という言葉を聞いたことがありますか?
【賽の河原】
死んだ子供が行く所といわれる冥途(めいど)の三途(さんず)の川の河原。ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされる。
(コトバンクより引用)
私はこの話を子どもの頃何かで聞いた覚えがありました。
そして年を重ねて人生のアップダウンを経験する度に、自分は河原にいる子どもなのではないかと思えてしまうのです。
いつも必死に石を積み上げるのに、あと一歩のところで鬼に崩されてしまう、と。
これまで何度も石を積んでは崩されていましたが、ようやく空高く積めたと思っていた3年前もあっけなく崩されてしまいました。
当時は「もう石を積むのに疲れた」と思いました。
しかし今、また石を積み始めているのです。
カウンセラーの先生ならば、「わざわざ石を積まなくても、ここも居心地のいい場所なのよ」と言うかもしれません。
あるいは、数個積めた石で満足せよと言うかもしれません。
いずれ鬼もまたやって来るでしょう。
それでも私はなるべく高く、そして崩れないような強固な塔を立てたいと思ってしまいます。