フラットを探して

双極性障害で療養中の記録

どうしてあれだけ悪化したのか考える

 こんにちは。

最近は風も涼しくなって、夏も終わりかけているなと感じます。連日不安定な体調が続いていますが、不安定ということは少し気分が上がるときもある訳で、そんな気分のときにこの清々しい天気を感じては「バカンスしたいな」などと頭の沸いたことを考えてしまいます。

バカンスと言っても南国でトロピカルジュースを飲むようなイメージではなく、ヨーロッパ圏の映画にありがちな、エリック・ロメールにありがちな、片田舎でプロムナード(単なる散歩)したり静かに過ごすあれをしてみたいです。ビーチで家族連れを見ながらひとりジェラート食べる感じです。

 

それはいいのですが、今月の自分の中の目標に過去の振り返りがあるのですが、あまり乗り気にならず早半月が過ぎてしまいました・・・。細かく過去の日記を見返すのが億劫で仕方なく、とりあえず全体的にぼんやり当時を思い出しながら「こんなことが悪化の原因だったのかもな」ということを挙げてみようと思います。

 

当時の記録などをざっくりと見返してみると、今思えばうつだった頃があり、それを抜け、修行僧のような生活をしていた頃がありました。(今はその当時と少し似ています)そのまま修行に励んでいればいいものを、最悪な向上心から「今までに出来なかったことを克服しよう」と思い至ったのがいけませんでした。疎遠になっていた学生時代の友人に連絡を取ったり、会ったり、新しい人脈を作ったり、転職を考えたり、うつの頃何も出来なかった時間を取り戻そうと、外出することが増えました。楽しい反面かなりのストレスになっていて、体力的にも無理をしていました。

 

するとストレスから過食傾向になり、躁っぽかったのがうつに変わって行きました。食べた分瘦せようと無理にダイエットをし、栄養不足になってさらに摂食障害のようになっていき余計にメンタルがボロボロになりました。あとこれは仕方のないことですが、すぐに双極性障害とわからず、うつの治療をしたり、色々試しては成果が出ない日々を過ごしたことも、とてもストレスになっていたように思います。それに子どもの頃から大きな波を繰り返すうちに「今度こそは途中で折れない」という気持ちが年々強くなってしまい、首の皮一枚で繋がってる状態をなんとか持ちこたえようとしたのも症状を長引かせる結果となりました。あとは症状が強く出る年齢がたまたまこの頃だった、なども考えられます。

 

病名がはっきりしたのはここ数年ですが、いつだってポッキリ折れた後は「今度は無理せず過ごそう」と心に誓っていました。だから今これだけ原因を探っても、その時が来たらどこまで活かせるのかわかったものではありません。それでも今回の大きな波で感じたことは「人に会い過ぎない」ことが重要であるということです。人と会うとエネルギーを貰える反面、相手のエネルギーに当てられることもあります。知らないうちにそれがストレスになってしまいますし、人に意見を求めることもあまりよくないと思いました。余計に迷ってしまい、真に受けて突拍子もないことをしでかす恐れがあるからです。人に相談したり、自分で何かを決めることはせず、先延ばしにすることの重要性を、今回起こした軽躁エピソードの数々から思い知らされました。